a Day in Our Life

嵐。

嵐が活動休止してからもうあとひと月で半年が経つ。半年が経つ?  嘘みたいだな。嵐がいない世界で半年も生きたんだな。

嵐が私のすべてだった、と言えば嘘になる。嵐がいなくなった今の世界でも私は生きている。毎朝ちゃんと目が覚めるし、お腹が減るし、夜には眠る。テレビやYouTubeを見てそれなりに笑うし、それなりに感動して泣いたりもする。全然、生きている。

じゃあどうしてこんなに

 

活動休止前最後のコンサート、このまま宝箱にしまっておいてねって言われたみたいだった。繋いだ手を高くあげて、そのままステージから消えてしまった5人の姿を思い出しては喉の奥で言葉が詰まる。いくな、いなくなるな、やっぱりまだやりますって言ってくれ。毎週5人でクイズしておいしいもの食べたり、カラフルで大掛かりなセット使ってゲームして遊んでてくれ。新曲のMVで新たな一面を見せてくれ、とんでもない演出のコンサートいっぱいやって度肝を抜かせてくれ。お正月にはこたつとかに入ってただ喋っててくれ。5人で笑って、嵐でーすって言ってくれ。あけましておめでとうございます、嵐でーす。カウントダウンTVをご覧の皆さんこんばんは、嵐でーす。ZIP!嵐でした〜。  嵐、私は、もっと、嵐が、嵐に、嵐と、  ごめん、こんなこと言って

 

 

こないださぁ。

自転車がパンクしてなんか急に雨とか降ってきて、もういいやと思ってラーメン屋入ってお客さん誰もいない中1人でラーメン食べてたら。めちゃくちゃ知ってる曲流れてきて、嵐のa Day in Our Lifeだった。いつ聴いてもいいなぁ、いい曲だなぁ、嵐。いつでもイントロ聴いたら一瞬でわかるよ。一瞬で、すぐにきみだとわかるのに、

なんで

 

 

一緒に生きてきたつもりだった。いつからか、私が息をするための一部になっていた。楽しい日も落ち込んだ日もなんにも起こらなかった日も、何もかもやめたくなった日も 嵐はずっと私の光だった。勝手に生きる理由とかにした日もある、ごめん。私はやっぱり嵐が特別で、大好きで。

嵐は  私の

ほとんど、人生だった。

 

 


譲らなかった、誰にも邪魔させなかった。あの決断は、嵐がこの世で一番嵐を愛しているという証明だった。さよならとまたいつか、どちらのほうが残酷なのか。

でも、さよならじゃないよね。また、会えなくても。